名入れカレンダーの歴史

一般庶民が手にした最初の暦は明治中頃(約100年前)だといわれいます。

農事暦を中心とした“伊勢ごよみ”が出来、当時商人が正月の伊勢詣での際に買って帰ったのが始まりです。

農耕民族の日本人らしいはじまりですね。

“伊勢暦”からヒントを得て、各商店向けに月めくり、日めくりを大阪で製造し全国に広めていったそうです。

暮れに日めくりを配ると大変喜ばれ、各商店が挨拶回りに持参したものでした。

戦前迄、日めくりのカレンダーが中心でしたが戦後、印刷技術の進歩と共に現在の美術カレンダーへと移行していきました。

白黒からカラー4色の時代へ移り、大企業のCMが活発化されカレンダーも宣伝用に大企業が作るようになりました。

個人の趣味の多様化が進み、20年前個人向けのパーソナルカレンダー(書店等で販売)が出現し、現在日本では、贈答用の名入れカレンダー、宣伝用の企業カレンダー、個人向けのパーソナルカレンダーの3種に分ける事が出来ます。

諸外国では、個人向けだけという国がほとんどです。

日本では外国向けに日本の祝祭日や旧暦、六曜が掲載されていないものも製造されています。

ここ最近の注目は『ネオ・ジャパネスク』。

新・日本様式とでもいいましょうか・・・。

伝統ある日本の美を現代の新しい感覚で取り入れようというスタイルです。

他にも、美しい自然に息をのむ瞬間・環境の大切さに気づかされるカレンダー。

古きよき時代を思い起こさせる、ノスタルジックなカレンダー。

和風ヨーロピアンなカレンダー。

ラッキーパワーで運気を変える、最強の風水カレンダー。

などなど・・・。

毎日の生活に欠かすことのできないカレンダー。

貴方は一日何度カレンダーをみますか?


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